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旅行やドライブで撮り貯めた写真と、行く先々で生じた疑問を調べた「自由研究」を紹介しています。

2013年11月 高萩炭礦資料館

2013年11月17日

菊池寛実記念高萩炭礦資料館(高萩市)
2012年5月に開館した、高萩市の炭鉱の歴史を伝える資料館。昭和15年まで高萩周辺の炭鉱は個人経営の小規模なものであったが、それらを菊池寛実(ひろみ)氏が高萩炭礦(株)を設立して統合し、採炭の効率化と生産量の増大を図った。一時は採炭効率日本一を誇るまでになった高萩炭礦であったが、昭和42年に閉山を迎えた。これまで、詳しく知ることのできなかった高萩炭礦の歴史を知ることができる、貴重な存在の資料館。

高萩炭礦資料館

高萩炭礦資料館

高萩炭礦資料館


高萩炭礦の石炭
職員の方の説明によると高萩炭礦の石炭は褐炭に近い種類で、カロリーは低いが硫黄の含有が少ないためボイラーを傷めないとのこと。江戸末期には製塩用や大砲を鋳造する反射炉の燃料として生産が始まり、その後は需要が拡大し工場や火力発電所のボイラー用、果ては満州鉄道の蒸気機関車の燃料としても利用されたそうだ。

高萩炭礦資料館

高萩炭礦は磐城地区に比べると石炭層は薄く、2mほどの厚さしか無いそうだ。(図の斜めの黒い帯)
高萩炭礦資料館

坑道の実測図。石炭層が薄く石炭のカロリーが低かった分、落盤やガス突出などの事故は他の炭鉱に比べ少なかったようだ。 ※カロリーが高いとガスの含有も多い。
高萩炭礦資料館

大型の掘削機械などは無いが、ヘルメットや測量器具など当時の機材が展示されている。個人の所蔵品だったのだろうか? 閉山からの長い歳月を考えると、残されていたこと自体が貴重だと思う。
高萩炭礦資料館


高萩鉱専用側線
高萩炭礦から高萩駅まで石炭を運ぶために作られた専用線。高萩駅には周辺の駅から貨車が集められ、列車が編成されていたそうで、留置線も多く20本くらいの線路が並んでいた時期もあったそうだ。

高萩炭礦資料館

高萩炭礦資料館

櫛形炭鉱専用側線
旧十王町友部(現在は日立市)にあった櫛形炭鉱と旧川尻駅(現在は十王駅)を結んでいた専用線。別会社であったが、昭和20年 高萩炭礦に吸収された。

高萩炭礦資料館

<地図>

大きな地図で見る

<参考資料>
常磐炭田
http://www10.tok2.com/home2/kurodaiya/jouban.html

高萩炭鉱櫛形鉱専用線1
http://www.geocities.jp/sendaiairport/kawajiri/jyuoh2.htm

廃線探索 高萩炭鉱櫛形鉱専用線
http://www.hotetu.net/haisen/Kanto/100207kushigatakousenyousen.html


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